初心者入門

株価はどうやって決まる

株価はどうやって決まる
配当金で資産形成をテーマに約1,500万円を運用中です。将来は不労所得で生活するために日々資産を積み上げています。Twitter(@かっぱ)もやっていますので、ぜひご覧ください。

発行株数と株価

発行株数は、会社のしかるべき部署で検討され、取締役会・株主総会等にて 機関決定がされる。ということだと思います。 株価は、企業のEPS(一株あたり利益)等の指標をベースに、 市場の需給関係により、EPS*X倍・・・といった形で、その時々決まっていくのでしょう。 まあ、当初の発行条件は、やはり会社で決めることになりますが、発行株数に対する申し込みが充足される程度で、なるべく高めに・・というのが企業の望む姿になりましょうか。 株価の上昇は、資本市場から効率よく資金調達できるというメリットのほか、買収対策として(経営者が内部の資産を有効に運用していることを示す)の効果も期待できます。 株価1円ともなれば、資金調達の効率が著しく下がるだけでなく、企業の信用などにも影を落とすことになると思います。 企業の本質的な価値より、値動きの荒さで買われるような株になっていくのでしょう。 そうした会社にはブラックストックがつきまとい、企業の本質的価値をしゃぶり尽くして捨てられる・・・みたいな話はよく聞きます。

質問者からのお礼 2005/09/07 22:29

早速のご回答ありがとうございます。分かりやすく、非常に参考となりました。 会社側もたくさんの株券をより高く買ってもらい、その調達した資金をもとに、さらなる運用をしたいという事ですね。 >企業の本質的な価値より、値動きの荒さで買われるような株になっていくのでしょう。 逆に言えば、信用のある会社の株はマネーゲーム化しない、と解釈してもいいですか?

関連するQ&A

会社が上場する時に株価と株数はどうやって決まるのでしょうか?? 株価はどうやって決まる 会社と証券会社が話し合って決まるものでしょうか? また、資金を多く集めるために、株価は高く、株数は多く設定した方が良いと思われますが、適正な値に落とし込むたまにどう言った計算をされているのでしょうか?? 知っている方、もしくは予想でもいいので意見を頂きたいです。

いつもお世話になっております。 似たような質問を検索したのですが理解力に乏しく・・・ 新たに質問させて頂く事をお許し願います。 (1)株価はどうして上下するのですか? 沢山買われると上がり、売られると下がるようですが・・・ (2)売り手と買い手の株数は常に同じですか? 株価はどうやって決まる つまり、いくら売りたくても、買う人が居ないと売れないですか? 逆に、いくら買いたくても、売る人が居なければ買えないですか? (3)総株数は常に同じですか? それとも、買う人が多くなれば増えるのですか? 同様に、売る人が多くなれば減るのですか? (4)売りたくても、売ることが出来ない時期、 逆に、買いたくても、買えない時期は、どういう現象ですか? 其々に(箇条書きで)お教え頂きたく何卒宜しくお願い致します。

株式会社を設立する場合、資本金と発行株式数を定款に書くと思いますが、上場する前の最初の株価の決め方は、 最初の株価=資本金/発行株数 でよかったでしょうか。上場した後、株価は市場の需給で変動すると思いますが、発行株式数を細分化したりすれば、株価をコントロールできることになりますよね? また、東証の日経平均株価などは、最初の株価が市場でもまれ、適性価格になった状態の株式の平均値という理解でよろしいですか。会社が上記方法でつけた株価だと、各社ばらばらで平均値など出しても意味がないような気がします。 宜しくお願いします。

株について調べているのですが、 仕組みがわからないので教えてください。 上場している株式会社では株式を発行していて発行済株数は決まっていますよね。 (1)すべての人が所有している株数を合計するとこの発行済株数に相当するのでしょうか?それとも誰も所有していない株もあるのでしょうか? (2)そうするとある会社の株が欲しいと思ったとき、誰かがその会社の株を売ってくれないと取得できないのでしょうか?取引が成立しない? (3)ストックオプション制度というのがありますが、これを行使して株を入手する場合もやはり誰かが株を売ってくれないと株を手に入れられないのでしょうか?それとも発行済株数のうち別枠で確保されているのでしょうか? (4)ストックオプションで指定された価格と市場の相場との差は権利を与えた会社が負担することになっているのでしょうか?そうだとすると会社側はストックオプションを行使されたら相場が高い金額であっても差額を負担して買い取ることになるのですか? 以上長くなってしまいましたが、わかる方がいらっしゃいましたらよろしくお願いします。

初歩的な質問ですが、株価に決め方について教えて下さい。 証券取引所の売買で、需給に合わせ株価が上下するのはわかりました。では、その元ネタとなっている、最初の株価はどのように決まるのでしょうか。 おそらく、企業が設立時に定款で発行株数と資本金を決めますが、 資本金 ÷ 株数 = 株単価 となるのでしょうか。 ただ、そうすると、大資本、小資本、株数で、株価はばらばらとなり、日経平均など出しても意味がないような気がします。取引き時の株価も、上下ばらばらですよね。 宜しくお願いします。

初歩的で根本的な質問で恐縮なのですが、教えてください。 株式会社にとって自社の株価が上昇することのメリットとは一体なんなんでしょうか? 株式が投資家の間で取引されて、株価が変動することによって、株式を還元したときに、投資家は利益を得たり、損をしたりするわけですよね? 投資家にとっての株価が高くなることに対するメリットがあることは分かるんですが、発行している株式会社にとってのメリットがなんとなく分かりません。 色々考えたのですが ・株価が上がれば、時価総額が大きくなるから、会社としての規模が大きくなる。企業価値があがる。 ・新たな株を発行しようとしたときに、株価が高ければよりたくさんの資本が集められる。 というのが思いつきました。 果たしてこれは正しいのでしょうか?他にもメリットはあるのでしょうか? 教えてください!

ダイエーが減資して昨日から取引が再開されましたね。 予想通り(?)昨日の株価は暴落しましたが、一方では(GW前には)下記の様なニュースもありました。 『2月期末時点のダイエーの普通株数は4億4991万株だった。ところが3月に優先株が普通株に転換されたため、4月末時点での普通株数は約4割(1億8107万7410株)増の6億3099万5419株となる。これに連動して東証が算出するダイエーの時価総額が増えるため、「東証株価指数(TOPIX)連動運用を目指す機関投資家の買いが期待できる」との思惑を誘った。転換によって増加したダイエーの新たな普通株式数は、27日大引け後からTOPIX算出に適用される。』 さらに『5/11(本日)丸紅からの増資ででさらに超大量に普通株が増加する予定のはず』 また、 『TOPIX連動型投資信託をやってる機関は発行株数の3%を保持しなければならないからその為に大量に買う』 という話も別サイトで読みました。 つまりダイエーは減資の後に増資?という事なのでしょうか。 株について初心者なので、“減資した企業の株価は下がるだろう”株価はどうやって決まる と漠然とは思っていた(で、今の所そのようになっている)のですが、上記のニュースが本当だとすると、今後の動きはどう予測する事が出来ますか? 株価の今後の動きについてわかったら誰も苦労しませんね(^_^;)。バカな質問かもしれません。それはわかっているのですが、減資の後の増資の事や、発行株数が増えた場合のその後の事など、その辺の事がよくわかりません。予測できる範囲(一般的な話)で良いので、お分かりになる方、ご教授下さい。

あまりに初歩すぎて知り合いには聞けない。株のカテにするのも恥ずかしい。それでこちらでお訊ねします、どなたか教えて下さると嬉しいです。 1)上場するということは、株式を公開して誰でも自由に買って下さいということですよね? これのメリットは、業績や将来性次第で株価がうんと上がり、つまりは会社の運用資金が潤沢になる(可能性がある)ということでしょうか。上場するためには審査があるから、ある程度信用のおける企業ということで、ハクがつく、というような理解でよろしいでしょうか。 有名な企業でも上場しないところがあるようですが、これは経営を一部の人間で握ったままにしておきたい(上場の条件としてある程度の数の株主が必要、というのがあるようなので)、つまりは金はいらないから乗っ取られたくない、ということかなと思いますが、どうでしょうか。 2)株価って、その日の取り引きで決まるんですよね? 売り手が多いと下がり、買い手が多いと上がるというのは、常に「せり」をして決めるんですか? たくさんの株を並行して売買するんですか? それとも順番? どうやって瞬時に株価が決められるのか、どういう仕組みなのか教えて下さい。 難しい用語は抜きで教えていただけると有り難いです。よろしくお願いします。

狙い目の優良株の見つけ方。優良企業に長期投資するだけでは儲からない理由

狙い目の優良株の見つけ方

割安株(バリュー株)投資

  • 「業界大手の優良企業に長期投資しているのに、あまり儲からないのはなぜ?」
  • 「狙い目の銘柄を見つけるにはどうしたらいい?」

しかし、 「大手優良企業は投資先として本当に優良」 でしょうか?

本記事では、 優良銘柄に長期投資するだけでは儲からない理由 と、 株式投資における本当の優良銘柄を探すコツ について、私の考えを紹介します。

株価が高い優良企業の株に長期投資するだけでは儲からないことの具体例

投資初心者にとっての、一般的な優良株のイメージ

  • 有名な大企業である
  • 業績が良い
  • 国際的に活躍している
  • 東証1部上場である
  • 株価はどうやって決まる
  • 期待されているテーマに沿っている(最近だとAI、IoTとか)
  • テレビでたびたび特集されている
  • CMをバンバンやっている

例えば、2007年にトヨタ株に投資したら、どうなるか?

トヨタ自動車の株価チャート

もちろん配当を含めれば1500円くらい、プラスになっていると思いますが、 10年以上かけたのに、あまり儲かったとはいえません ね。。。

キヤノンの株価チャート

リーマンショック後に急落して以降、 07年の高値の半額程度 です。

よって、優良企業に長期投資しても、 必ずしも儲かるわけではない のが、株式投資の実態です。

狙い目な優良銘柄とは、業績好調だけど、株価が割安な銘柄

私は「 業績が好調だけど、株価が割安な銘柄 」だと考えています。

しかし、業績好調で人気のある企業は、たくさんの投資家が注目しているため、 株価が割高 になっているケースが多いです。

業績が良くても、割高に買ってしまうと、人気がなくなったときに 株価が急落 してしまいます。業績だけで買うのはやめておくことをおすすめします。
(関連記事:バリュー株投資家によるグロース株投資の失敗談。。。)

一方、業績好調な企業でも割安に放置されている企業は、わずかながら存在しています。本当の狙い目銘柄とは、「 業績好調なだけではなく、株価が割安 」な銘柄です。

狙い目銘柄は業績好調かつ割安

業績の好調さと株価の割安度が乖離する理由

投資家に人気があって有名な優良銘柄は実態以上に評価されて買われるため、 本当の企業価値以上に株価が高く なってしまいがちなのです。

狙い目な割安・優良株の特徴

1.割安な銘柄は中小型企業に多い

結論から言ってしまうと、 知名度のない中小型企業 です。例えば、Russell/Nomura日本株インデックスを用いて、大型銘柄と小型銘柄の平均PBRを比較してみます。

  • 大型銘柄(Large:350銘柄)
  • 小型銘柄(Small:1250銘柄)

大型銘柄と小型銘柄のPBR比較

PBRは1倍が解散価値といわれ、理論的な下値のメドとされています。小型株の中には、かなり 割安に放置 されている銘柄があることがわかります。

価値と株価の関係

知名度がない中小型企業は割安に放置されがち

  • IR(投資家向け広報)が充実していないため、 投資家が気づかない
  • 英語での広報に対応していない場合が多く、 株価はどうやって決まる 海外投資家が参入しづらい
  • 時価総額が小さい、もしくは出来高が少ないと 機関投資家が参入しづらい

単に知名度がないだけでなく、 言語や時価総額の壁 があるため、大口の投資家が参入しづらいのが実際なのです。

このため、中小型企業は、 日本の個人投資家の影響力が比較的大きく 、よい情報があまり知れ渡っていないのが実状なのです。

したがって、中小型銘柄は優良企業であっても、株価が割安に放置されやすく、個人投資家にとって チャンスの塊 なのです!

株価の割安度を判断する方法

割安さの判断指標としては、 PERやPBR などが有名です。PERやPBRは手軽に使えますし、各証券会社が無料で提供しているスクリーニングツール(複数の条件に該当する銘柄をコンピュータで自動的に絞り込んでくれるツール)でも簡単に検索できますので便利です。

一方、私が割安度の判断指標として用いているのが、 企業価値評価手法(バリュエーション) です。企業価値評価手法は、M&Aなどでの購入金額算出にも使われる手法であり、収益性と資産性を総合的にみて判断する手法です。

2.狙い目な業績良好企業はニッチな分野に多い

ニッチな分野は割安かつ高収益になりやすい

中小型銘柄で好業績な企業は、 ニッチな分野で勝負 している企業が多いです。ニッチな業界は競争環境が激しくないことから、高収益な企業が多くあります。

今話題の注目テーマへの投資は危険!

一方、注意してほしいのは、話題の 注目テーマへの投資 株価はどうやって決まる です。例えば、2018年でいうと、AIとかIoTなどですね。投資初心者ほどテーマ株に手を出しやすいですが、テーマ株は本当に狙い目でしょうか?

確かに業績は期待できるかもしれませんが、すでに他の投資家が目をつけていますので、株価が割高になっています。ブームが過ぎた後は、 株価が急落 する可能性があります。中には割安な銘柄もあるかもしれませんが、労力に対して、実りは少ないと思います。

【投資するなら知っておきたい】株価と相対関係にあるハイパーグロース株価の敵!金利とは?

Source :FRED

長期金利は需給で決まるので、中央銀行(FRB、日銀など)にも直接操作ができず、中央銀行は間接的に短期金利を調整することで長期金利を動かそうとします。

(日経新聞より引用)

  • Federal funds rate = 短期金利
  • 中央銀行からマーケットに対して声かけ

つまり、中央銀行(FRBや日銀)ができることは短期金利の操作のみで、凧揚げと一緒で、長期金利は直接操作できません。長期金利の数字は受給の関係で決まります。

株価はどうやって決まる

  • 国債=国の借金
  • 10年国債に注目する(長期金利)
  • 金利は需給で決まる

長期金利 ・経済の基礎体温と呼ばれる ・利率が上がる→景気は上向き 長期金利を確認して『景気を読む』『株価への影響確認』が出来るので毎日確認したいですね!

2020年の金利状況

FRBによるゼロ金利政策により、コロナショック後はゼロ%台を推移しています。2020年9月パウエルFRB議長は、政策金利を年0.00~0.25%とするゼロ金利を23年末まで継続すると示唆しています。

おけいどんの適温生活と投資日記(株価はどうやって決まる FIRE生活、世界30ヵ国の増配株、ETF、リート投資)

アーリーリタイア ブロガー 桶井 道/おけいどんがFIRE生活と投資について綴ります。投資歴23年、日米など30ヵ国の増配株、ETF、リート。親介護なども発信。【メディア掲載】多数、詳細はプロフィールに記載。【書籍】 今日からFIRE! おけいどん式 40代でも遅くない退職準備&資産形成術。【仕事依頼について】問い合わせフォーム(「カテゴリー検索」から探せます)からお願いします

●株価はどうやって決まるのか?それは株価=EPS×PERです。

従いまして、株価が上がるには、次の2パターンが考えられます。
①EPSが高くなり株価があがる
②PERが高くなり株価があがる

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株価はどうやって決まる

投資家/物書き/親介護・家事/子ども食堂/2020年秋 億りFIRE【投資】世界30ヶ国に投資、日米の高配当および増配株がメイン【メディア掲載】朝日新聞、毎日新聞、産経新聞、日経新聞、ジャパンタイムズ、AERA、ダイヤモンドZAi、日経マネー、週刊ダイヤモンド、プレジデント、楽天証券トウシルなど【コラム連載】講談社マネー現代、産経新聞SankeiBiz【著書】今日からFIRE! おけいどん式 40代でも遅くない退職準備&資産形成術。キリンイラスト/いぢちひろゆき(無断転載はお断りします)

株式の価格はどのように決まるか:企業の利益や国債金利との関係

かっぱ@配当金で資産形成

配当金で資産形成をテーマに約1,500万円を運用中です。将来は不労所得で生活するために日々資産を積み上げています。Twitter(@かっぱ)もやっていますので、ぜひご覧ください。

【株式投資始めて6年】 毎年配当額が増えていくの楽しい 今年はどこまでいくかな? 2016年: 2,578円 2017年: 38,685円 2018年: 93,905円 2019年: 197,241円 2020年: 296,929円 2021年: 438,313円 2022年: 🤔🤔🤔🤤 pic.twitter.com/lpT0h5JUo8

— かっぱ⭐️配当金で資産形成 (@hibi_kappa) February 8, 2022

※本記事は私個人の考え方を示したものです、投資は自己責任でお願いします

株式価格の決まり方

田渕直也氏の著書『金融の基本』を読み、理論上の株価の算出方法について勉強しました。株価に影響を与えるファクターは『1株あたり利益: EPS』『長期金利: r』『リスク・プレミアム: p』『EPS成長率: g』の4つです。

株価形成に関係するEPS、長期金利、リスク・プレミアム、EPS成長率

式の分子にはEPSが、分母には長期金利リスク・プレミアムEPS成長率が計算されています。この意味について順番に解説していきます。

金融の基本(田渕直也著)

金融業界を目指す人向けに書かれた金融の基本を解説する本ですが、投資初心者が金融市場について理解する上で非常に役に立つ本です。イラストやグラフを交えながら金融市場について解説されているため、 初心者にとって非常に分かりやすい です。

本書では 株式市場だけではなく、債権市場や金利、為替市場についても解説されてい ため、株価がどのように変動するのか、金融市場全体を理解して把握することができます。またデリバティブ、仮想通貨、フィンテックとAIについても言及されており、現代の金融市場を学ぶ上で必要な情報が広くまとめられています。

1株あたり利益

投資家が株式を買う目的は何でしょうか?株式を保有するメリットは『会社の経営に参加できること』『株式から利益を得ること』の二つがあります。会社の経営に参加できることとは『議決権』が獲得できるということです。

株主のメリット

会社が他社の経営に影響を与えたい場合に株式を保有する場合と違い、投資家にとって議決権を得ることはさほど重要な権利ではありません。投資家にとって重要なことは、 その銘柄から『利益が得られるか』 ということになります。

それでは株式から得られる利益とは何でしょうか。最もわかりやすいのは 配当金 です。本ブログでも配当金収入について何度もご紹介しています。また配当金の支払いがなかったとしても、グロース株投資のように株価がグングン成長し、 株式の売却益 が得られれば株主の利益となります。

いずれにしても投資家の利益の源泉となるのは、会社が稼ぐ利益に依存しています。なぜなら配当金の支払いの源泉は会社が稼いだ利益だからです。

株主のメリットは配当金と株価の値上がり

こうした背景により、投資家が株式投資から利益を得ようとするなら会社の稼いだ利益を評価せねばなりません。最も分かりやすいのは1株あたり利益であるEPS(Earnings Per 株価はどうやって決まる Share)です(EPS = 会社の利益 ÷ 発行株数)。EPSが高ければ高いほど、1株あたりの利益が大きいことを意味しています。

式を見直すと、EPSは分子にプラスされています。つまり EPSが高いほど株価が高くなりEPS低いほど株価が低くなる ということです。会社が稼いだ利益が株価に反映されていますね。

EPSは株価に影響を与える

話題の長期金利を考えてみましょう。式では分母にプラスで組み込まれている長期金利。つまり 長期金利が上がれば株価が下がり 、 株価はどうやって決まる 長期金利が下がれば株価が上がる ということを表しています。

長期金利は株価に影響を与える

実態として、長期金利が上がると『長期金利に連動した債券』などの投資商品の価値が上がるため、相対的に株式投資の価値が低下し株価が下がります。 株式投資よりも魅力的な利回りの商品を欲しくなるから ですね。このように長期金利は株式市場に影響を与え、この動きを反映するように長期金利が式の分母に加えられています。

リスク・プレミアム

続いてリスク・プレミアムについて考えてみましょう。あまり聞き慣れない言葉です。リスク・プレミアムは実態として目に見えないので分かりづらいところもありますが、リスクプレミアムとは『リスクを取ることによる対価』です。

株式投資が確実に儲かるのなら、全国民がやっているはずですが、実際はそうではありません。 株式投資はリスクを取らなければならないため です。リスク資産を保有することで利益が得られるというのがリスク・プレミアムです。

リスク・プレミアムとは何か

式で言うと、長期金利と同じように分母にプラスで加えられています。つまり リスク・プレミアムが小さければ(リスクの見返りが小さければ)株価は上昇リスク・プレミアムが大きければ(リスクの見返りが大きければ)株価は下落 します。これは人が本来リスクを避けたい性質があり、リスクの見返りを判断しながら株式を売り買いすることによります。

リスク・プレミアムは株価に影響を与える

実態のないリスク・プレミアムですが、 株価はどうやって決まる 投資家心理が大きく関係 しています。経済の見通しが悪くなり『企業の業績が悪くなりそう』と投資家が恐怖を覚えれば、リスク・プレミアムは大きくなり株価が下がります。新型コロナ感染症の終息見通しが立ち『これから経済活動が活発になりそうだ』と感じれば、リスク・プレミアムが小さくなり株価が上がります。

このように複雑な投資家心理が絡み合ってリスク・プレミアムは形成されるので予測するのが難しいファクターになります。

EPS成長率

最後のファクターであるEPS成長率を確認しておきます。初めに紹介した1株あたり利益EPSが、将来どのくらい成長するかを年平均で確認したものが『EPS成長率』となります。

EPS成長率が株価成長に影響を与えるということはグロース株を考えると分かりやすいです。グロース株はグングン成長する業績を反映して株価が成長していきます。株価成長には連続増収増益が必要で、ただ増収増益が続けば良いだけでなく、その 成長率が鈍化しないことが大事 です。業績は成長していても、その 成長率が鈍化すると株価は下がる ことが多いです。

式では分母からEPS成長率がマイナスされています。つまり EPS成長率が大きいほど分母が小さくなり、株価が上昇 します。逆に EPS成長率が小さいほど分母が大きくなり、株価が下落 します。

EPS成長率は株価に影響を与える

株価上昇の可能性を考える

株価を形成する4つのファクターが分かりました。でもこんなこと、投資家であれば大多数の人が理解しているのです。そして 株価は一瞬にして4つのファクターを織り込む のです。

『投資で一番大切な20の教え』の著者であるハワード・マークスの言葉を借りれば 『効率的な市場』 です。つまり投資家が得られる情報は平等であり、全員が客観的に判断をし、株価に即座に反映されるということです。

株価を形成する4つのファクターは、全ての投資家が平等に知ることができるため、すぐに株価に反映される。

投資で一番大切な20の教え(ハワード・マークス著)

『大不況下でも勝ち続ける投資戦略とは一体何か!?』

世界一の投資家であるバフェットが推薦する『賢い投資家になるため』のバイブル的存在の名著です。

安い時に資産を買うこと、市場にはサイクルがあること、リスクとは一体何か、など投資家であれば一度は勉強したい重要な事実を全20章構成で解説!難しい数式などは使わず、思考法を解説しています。

しかしハワード・マークスは、 効率的市場における株価が常に『正しい』と言っているわけではありませんここ重要です!投資家が同じ情報を得た時に形成される価格のどこかに誤りがある時、そこに株価上昇の余地が残されています。

株価成長の余地を考える

株価がアンダーバリューであると判断するためには、現在の株価をEPS、EPS成長率、リスク・プレミアム、長期金利に分解した時、それぞれの見通しが正しく評価されているかを考えてみることが必要です。

特に注目すべきはリスク・プレミアムではないかと考えています。なぜならリスク・プレミアムは実態がなく、投資家心理を反映したものだからです。人間は恐怖を感じるため、誤りを起こしやすいです。その誤りこそが株価のアンダーバリューに繋がり、ひいては株価上昇の余地となるからです。

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