行き違い線とは、前日の大陰線の終値に対し、当日の始値が安値位置から始まり、前日大陰線の中心より上に頭を出して終値を付け、引いた大陽線のことを言います。
ローソク足の種類と見方を徹底解説【初心者必見】
この期間の始まりの値段( 始値 )、この期間の最後の値段( 終値 )、この期間の最も高い値段( 高値 )、この期間の最も安い値段( 安値 )を4本値と呼び、それらで下記のような図形を作ります。
始値よりも終値が高いものを 「陽線」 と呼び白ヌキに、始値よりも終値が低いものを 「陰線」 と呼び黒ヌリにします。
この四角形を 実体 (母体)と呼び、実体から上下に伸びているものを「 ヒゲ 」と呼びます。上に伸びたヒゲを「上ヒゲ」、下に伸びたヒゲを「下ヒゲ」と呼びます。
- 上昇したか、下落したか
- 始値・終値・高値・安値のそれぞれの価格
- 始値から終値の値幅
- 始値から安値の値幅
- 始値から高値の値幅
- 安値から高値の値幅
- 高値から終値の値幅
- 安値から終値の値幅
- 上ヒゲと下ヒゲの長さの違い(有無も含む)
株価チャートは、他にもいくつかあります。しかしなぜローソク足が人気が高いのかというと、 株価の高い安いだけでなく相場の強弱や投資家の心理が陽線・陰線というビジュアルで認識できる ということです。
ローソク足の種類
陽線 | ![]() | 様子見 | とくに上昇相場で連続して見られるローソク足です。その期間での買いの意欲が高いことが分かりますが、単体では売買のサインにはなりません。 |
陰線 | ![]() | 様子見 | ローソク足の包み足とはらみ足とはとくに下落相場で連続して見られるローソク足です。その期間での売りの意欲が高いことが分かりますが、単体では売買のサインにはなりません。 |
大陽線・大陰線 | ![]() | ローソク足の包み足とはらみ足とは 強い | 直近のローソク足よりも明らかに実体(母体)の大きなローソク足は、買い・売りに対して強い意欲を表します。とくにヒゲのない大陽線・大陰線を「 丸坊主 」と呼び、 強い売買サイン とされています。 |
上影陽線・上影陰線 | ![]() | 天井圏なら売り | 上に長いヒゲをつけたときは、始めは買いの意欲が強かったのに、後半に売りの意欲が強くなり株価が下げたことを意味します。天井圏(高値圏)で現れたときは 売りのサイン になります。 |
下影陽線・下影陰線 | ![]() | 底値圏なら買い | 下に長いヒゲをつけたときは、始めは売りの意欲が強かったのに、後半に買いの意欲が強くなり株価が上げたことを意味します。底値圏(安値圏)で現れたときは 買いのサイン になります。「 カラカサ 」ともいう。 |
コマ | ![]() | 注意 | 実体(母体)の小さな陽線・陰線は、投資家が買いか、売りかを迷っている状態で相場も方向感がありません。基本的に様子見ですが、天井圏や底値圏で連続して現れたときは、その後 どちらかに大きく動く可能性がある ので注意が必要です。 |
同時線 | ![]() | 注意 | 始値と終値が同じ株価で終わったことを意味します。コマと同じく相場の方向性に迷いがあるときに出現します。天井圏や底値圏で出現した場合、 相場は反転を期待 されます。ただ、だましも多いので注意が必要です。 |
一本線 | ![]() | 様子見 | 4本値がすべて同じで、相場が閑散としているときや、急落や急騰で取引が成立しないときに現れます。 |
相場に勢いがあるときには、通常の2倍~3倍くらいの実体の大きな陽線や陰線がよく現れます。これを 「大陽線」「大陰線」 と呼びます。
逆に、相場に方向感がないとき実体は小さくなり 「コマ」 と呼ばれます。
ローソク足とは|初心者にもわかりやすいチャートの見方と用語解説
ローソク足チャートは、日本で考えられたチャートで、形がろうそくの形に似ていることからつけられた名前です。
江戸時代に米相場を表すために活用されていたと言われています。ローソク足チャート以外にも、世界では様々なチャートが開発されていますが、ローソク足が一番わかりやすいとされ、今現在も世界中の多くの投資家が愛用して使っています。
ローソク足のメリットとデメリットとは
ローソク足のメリットは、始値と高値、安値、終値が一目でわかること、ローソクの形や色(白or黒、もしくは赤or青)、ヒゲの長さなどの組み合わせで売買のタイミングがわかることです。
ローソク足の関連用語・ネックラインとは
チャートの線の形を体に例えるヘッド&ショルダーと呼ばれるラインの、首の部分に当たるラインであることから、ネックラインと呼ばれるようになりました。
ローソク足の勉強に役立つおすすめの本
- ローソク足チャート究極の読み方・使い方 儲かる! 相場の教科書(2017年5月25日) 著者 伊藤 智洋
- 〈相場に勝つ〉ローソク足チャートの読み方(2002年7月18日) 著者 ローソク足の包み足とはらみ足とは 小沢 實
- ローソク足パターンの傾向分析 (現代の錬金術師シリーズ) (2010年9月10) 著者 伊本晃暉
初心者にもわかりやすいローソク足チャートの見方解説
ローソク足は慣れるまでは少し見て分析するのが大変です。しかし、慣れてしまえばとても便利なチャートになるので、この記事で少しでもいいのでチャートの見方に慣れましょう。
陽線と陰線の違い
陽線とは、株やFXなどで値動きをローソク足で表す時、始値と比較して終値が高かった場合に表示されるものです。
また、始値から終値の値上がりが小さく、陽線の表示幅が短かった時、これを小陽線と呼びます。
黒もしくは青い部分が長ければ長いほど、値段が下がったということになり、これを大陰線と言います。また、始値から終値の値上がりが小さく、陰線の表示幅が短かった時、これを小陰線と呼びます。
下ヒゲ、上ヒゲの違い
ヒゲとは、ローソク足から上下両方(もしくは片方)に出ている直線のことを言います。
上の方に出ているヒゲを「上ヒゲ」、下の方に出ているヒゲを「下ヒゲ」と言います。
時間軸と呼び方の違い
時間足を「分」で指定した場合は分足(ふんあし)と呼び、「時間」で指定した場合は時間足(じかんあし)、「日」で指定した場合は日足(ひあし)、「週」で指定した場合は週足(しゅうあし)、「年」で指定した場合は年足(ねんあし)と呼ばれます。
ローソク足の形状種類
ローソク足には、「買いサイン」のローソク足と、「売りサイン」のローソク足があります。
名 称 | 特 徴 |
陽の丸坊主 | 上下のヒゲがまったくない大陽線で、 買いの勢いが非常に強い状態を表しています。 このサインが現れたら積極的に買いを行いましょう。 |
寄り付き坊主 | 陽の丸坊主に上に短いヒゲがあります。 このサインが出た時は、その後、 底を付けて上昇する事が多いと言われています。 |
名 称 | 特 徴 |
陰の坊主 | 上下のヒゲがまったくない大陰線で、 売りの勢力が非常に強い状態を表しています。 このサインが発生する前に売却するようにしてください。 |
寄り付き坊主 | 陰の丸坊主に短い下ヒゲがある形です。 このサインが出た時は、売りに入るようにしましょう。 |
トンカチ・ハンマー | 短い実態に長い上ヒゲがついている状態の陰線です。 この状態で上昇トレンドだったら、 今後下降トレンドに変換する可能性が高いと言われています。 |
トウバ | 始値と終値が同じ値で終わっており、 上ヒゲが長く下ヒゲがない形であらわされています。 このサインは、相場の流れが終わり、 今後、トレンド変換となるか安定し横ばいとなるか、 どちらかへ進むと考えられています。 |
ローソク足の組み合わせ
抱き線(包み線)
押さえ込み線
差し込み線
切り込み線
インサイドバー(はらみ線、星(三川明けの明星、三川宵の流れ星など)
はらみ線 ローソク足の包み足とはらみ足とは

星
行き違い線(振り分け線)
行き違い線とは、前日の大陰線の終値に対し、当日の始値が安値位置から始まり、前日大陰線の中心より上に頭を出して終値を付け、引いた大陽線のことを言います。
毛抜き天井(底)
空・窓(窓開け・窓埋め)
寄引同時線
ローソク足のシグナル・パターン一覧
赤三兵 | 酒田五法で、陽線のローソク足が3本連続し、 階段のような表示となっている状態のことを呼びます。 大きな上昇トレンドが始まるシグナルとされています。 |
上げ三法 | 上昇トレンドで、大陽線が出現したあと、 はらまれる形で小陰線や小陽線現れ、 次に高値寄りした大陽線が出現した状態のことを言います。 上げ三法は、上昇トレンドの一時的な休みのシグナルと言われています。 |
上値遊び | 大陽線で上昇した後にもみ合いが続き、 その後上放れした陽線が現れた状態のことを言います。 買いの勢いがつき、上昇トレンドが始まるシグナルと言われています。 |
三空叩き込み (三空踏み上げ) | 三空とは、ローソク足とローソク足の間に空間が開いた状態を、 3回階段のような形で繰り返すことを言います。 (空間が開いた状態は「窓」とも呼ばれます。) 下降トレンドが続いている時に三空が出現したら、 いったん底値打ちしたと考えられ、 これから上昇トレンドに転換する可能性が高いシグナルとなります。 このシグナルを、三空叩き込みと呼びます。 反対に三空踏み上げとは、 上昇トレンドが長く続いている状態の時に三空が出現し、 下降トレンドに転換するシグナルと言われています。 |
黒三兵 (三羽ガラス) | 陰線のローソク足が3本連続して並んだ状態を 「黒三兵(もしくは三羽ガラス)」と呼びます。 下降トレンドを示すシグナルと言われています。 |
三山 (三尊天井、逆三尊底) | 三山(さんざん)とは、 3つの山や3つ谷の形をしたチャートのことを言います。 3つ山の形をしたものを三尊天井(さんぞんてんじょう)と呼び、 大天井を打つときに出現すると言われ、 下降トレンドに転換するシグナルと呼ばれています。 3つ谷の形をしたものを逆三尊底(ぎゃくさんぞんぞこ)と呼び、 大底についたときに出現すると言われ、 上昇トレンドに転換するシグナルと呼ばれています。 |
ローソク足の簡単な覚え方
なので、まず始めは、売りのシグナルと買いのシグナルで、似たような形状のローソク足の組み合わせパターンを覚えていくことをおすすめします。
例えば形状が「階段タイプ」であれば、売りのシグナルは「黒三兵」と「空三踏み上げ」があります。反対に買いのシグナルは赤三兵と空三叩き込みがあげられます。
三角保ち合いチャートパターンの分析
三角保ち合いとは、三角形に収束していくチャートのことを指します。(収束後は、上下どちらかのトレンドになっていくことが多いとされています。)三角保ち合いには、いくつかパターンがありますので、ここでご紹介いたします。
〇上放れパターン
-
ローソク足の包み足とはらみ足とは
- 上昇三角形型:上昇トレンドが休息し保ち合いを経た後に、高値が少しずつ上昇し上放れするパターン
- 上昇ペナント型:大陽線が現れた後、高値が切り下がり、下値が切りあがっていき上放れするパターン
- 上昇フラッグ型:上昇トレンドの中で出現した大陽線の後に、上値・下値共に切り下がりが数回続くが、最終的に上放れするパターン
〇下放れパターン
- 下降三角形型:下降トレンドが休息し保ち合いを経た後に、下値が少しずつ下降し下放れするパターン
- 下型ペナント:大陰線が現れた後、高値が切り上がり下値が切りさがって、下放れするパターン
- 下降フラッグ型:下降トレンドの中で出現した大陰線の後に、上値・下値共に切り上がりが数回続くが、最終的に下放れするパターン
- 対称型トライアングル:下向きの上辺のラインと上向きの下辺のラインで作られている三角形を言います。保ち合いの中で数回上下に動き、上値を切り下げ下値を切り上げます。上辺と下辺が交わる直前に上辺または下辺を突き抜け、トレンドに発展するパターン
- コイル型:形は対称型トライアングルと同じだが、期間が「長期」だけという違い。そのため価格変動は穏やかです。上辺と下辺が交わる直前に上下どちらかに突き抜けトレンドに発展するパターン ローソク足の包み足とはらみ足とは
- ボックス型:上値抵抗線と下値拮抗線の中でもみ合いをし、上下どちらかに突き抜け、トレンドに発展するパターン
ローソク足を用いたテクニカル分析
ローソク足だけではあてにならない?相性の良い分析方法・移動平均線
たしかに、1つの分析法だけで投資をやるのは少し不安な気がしますよね。そこで、ローソク足と相性の良い分析方法を組み合わせてみましょう。組み合わせることで、より相場の流れが判断しやすくなります。
移動平均線とは、一定期間(5日、25日等)の株価の終値の平均をグラフにしたものです。グランビルの法則には代表的な売買のシグナルが2つの売買シグナルがありますので覚えておきましょう。
まず1つ目は、ゴールデンクロスで買いを行うことです。
ゴールデンクロスとは、ローソク足が25日移動平均線を下から上に上抜いたタイミングのことを言います。しかし、注意して欲しいのは「移動平均線が上昇していたら、買いを行う」ことです。下降していたら様子を見ましょう。
2つ目はデッドクロスです。
デッドクロスは、ゴールデンクロスの反対で、ローソク足が25日移動平均線を上から下に下抜いたタイミングのことを言います。
ここで、注意が必要なのが「レンジ相場」には移動平均線の分析は使えないということです。エントリーのタイミングを見るのが難しいので、レンジ相場になっている時はエントリーを避けましょう。
ローソク足だけではあてにならない?相性の良い分析方法・一目均衡表
次に相性が良いとされているのが、一目均衡表です。
一目均衡表とは、一目山人(ペンネーム)という人が作った、時間に重きをおいて分析する方法です。一目均衡表は、転換線(過去9日間の高値と安値の中間値)と基準線(過去26日間の中間値)、雲(先行スパンの間に構成されるもの)と呼ばれる線を用いて分析を行います。
※先行スパンとは、先行スパン1が(転換線+基準線)÷2を26日先にずらしたもので、先行スパン2が(過去52日間の高値+安値) ÷ 2 を26日先にずらしたものとなります。
ローソク足と水平線だけのトレード手法
ローソク足インジケーターの種類
- HT_Higher_Candle:上位時間足のロウソク足を表示
- HT_Key_Custom:下位時間足のロウソク足を表示
- Infoboard:ロウソク足が確定するまでの残り時間を表示
- Stoch Candle OverBought-Sold:ストキャスティクスの買われ過ぎ・売られ過ぎをローソク足の色で表示(緑→売られ過ぎ、赤→買われ過ぎ)
エクセルでローソク足と折れ線グラフの作り方
エクセルでローソク足と折れ線グラフを作る方法もあります。まずエクセルのA列に日付、B-E列に四本値を打ちます。(最大のデータは半年分とされています。)13週の線を作る場合、1週間=5営業日として13週なので、5×13=65と、65日分の平均を取ります。
よって、最終日のF列にAVERAGEで過去65日の平均を作ります。次はG列にG列に26週線を作るとしたら、5×26=130で、130日分の平均を出します。13週線と同じく、最終日のG列にAVERAGEで過去130日分の平均を作ります。
ローソク足の活用例
ローソク足を分析するとわかる転換パターンの例
最安値更新からの陽線は、最安値を更新したが終値では陽線となり、次の足も終値ベースで前の終値を上回っている時は、トレンドが転換となることが多いです。
ローソク足を分析するとわかる鉄板パターンの例
鉄板のパターンは、とても単純明快です。一例を挙げると移動平均線の下で推移していたローソク足の実態が移動平均線を突破したら、移動平均線が上昇することを確認してエントリーします。
そして、ローソク足が下降し移動平均線を突き抜けたら決済する、という例が挙げられます。初心者は鉄板を押さえてトレードすることが重要と言われています。
ローソク足とトレンドラインを活用した売買戦略例
チャートにトレンドラインを引いて売買戦略を練ることもできます。トレンドラインを活用した売買戦略は以下のとおりです。
〇上昇トレンド
押し目買い戦略:上昇トレンドが続き、一時下落したあと再上昇が始まる瞬間を狙う ローソク足の包み足とはらみ足とは
高値追い戦略:上昇トレンドが加速した瞬間を狙い勢いに乗る
〇下降トレンド
戻り売り戦略:下降トレンドが続き、一時上昇したあと再下落が始まる瞬間を狙う。
安値割れを狙う戦略:下降トレンドが加速した瞬間を狙い勢いに乗る。
〇横ばいトレンド
高値売り、安値買い戦略:値幅上限に達して下落を始めたら売り、値幅下限から上昇を始めたら買いをする。
高値・安値ブレイク戦略:横ばいトレンドの値幅の上限を突き抜けたら高値追いの買いをし、下限を突き破ったら安値割れ狙いの売りを行う。
ローソク足で注目したい「N字」
ローソク足を分析する時に注目すべきは、大相場の前触れとも呼ばれているN字型株価上昇と呼ばれるものです。
具体例を挙げると、最近ではジグソー[3914]やアクセルマーク[3624]がN字型株価上昇となりました。
ローソク足チャートの活用法・押し目買いの場合
押し目とは、上昇トレンドの中で株価が一時的に下げ止まるポイントのことです。
ローソク足の味方や、トレンド別の名称、組み合わせ等をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。ローソク足の基本を覚えると、様々な分析方法と組み合わせて相場を予測できることがわかりましたね。
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ローソク足とは|一生使える見方・使い方や予測するためのパターンの読み方
ローソク足とは、株や為替などの値動きを、ローソク状の図形で正確に表したものです。このローソク足の連なりで、時間経過とともに変わっていく相場の動きを表したグラフが、ローソク足チャートです。ローソク足は日本で発明され、価格の変動を表現したグラフでは世界で最も精緻でわかりやすく、多くのトレーダーに使用されています。ローソク足には、様々な決まりやパターンが存在し、世界中の投資家がローソク足のパターンを指標に株やFXの取引きをしています。
この記事では、10年以上相場に関わり、ローソク足を用いてトレードしてきた著者がローソク足の基本から実際の運用方法、読み方やパターンなどについて解説します。あなたが、FXや株式投資などに今後関わっていくならば、一生使える知識になるでしょう。
1.ローソク足チャートとは何か|意味をわかりやすく解説
この章で、ローソク足チャートの意味や使い方を詳しくみていきましょう。もう10年以上前のことになりますが、私が投資を始めてローソク足の本を読み始めたときは、とてもワクワクしたことを憶えています。
自分が専門家に一歩近づいていく感覚や、新しい知識を身につける楽しさが昨日のことのように思い出されます。ですから、ぜひあなたも、昔の私のように胸を高鳴らせて読み進めていただけたら嬉しいです。
1-1.初心者でも簡単!ローソク足の種類やヒゲの見方
下図のように、始値よりも終値の方が高いものを陽線(ようせん)、始値よりも終値の方が安いものを陰線(いんせん)といいます。安値と高値は上下に突き出した線で表し、この線を ヒゲと呼びます。上のヒゲ(上ヒゲ)の先端が最も高かった価格を、下のヒゲ(下ヒゲ)の先端が最も安かった価格を示しているということです。
1-2.ローソク足は株とFXでは意味合いが違うの?
株やFXの値動きは、本質的には投資家心理によって動いています。ですから、ローソク足チャートの変化は、こうした投資家心理を表しているともいえるのです。
ローソク足が人間の心理を表しているものだとすれば、株であろうとFXであろうとその本質は変わりません。先物取引や商品取引、あるいはビットコインなど、価格変動するあらゆる金融商品に適応できるものだと言えます。
2.ローソク足の読み方と使い方とは|サインを見る
ローソク足は一本だけを見ても売買タイミングをはかる目安にできますが、より精度を上げるために、一本のローソク足の状態だけでなく、ローソク足の連なりのパターンを見てトレードするのが一般的です。ローソク足の連なりのパターンについては、後の章で解説することにして、ここでは基本となる一本のローソク足での読み方や使い方をみてみましょう。
2-1.ローソク足の見方|大陽線・大陰線
大陽線なら買いが、大陰線なら売りが、ものすごく強いことを表わしているローソク足になります。実体(胴体)が長いローソク足です。大陽線でも、上下にヒゲが付くのが普通ですが、ヒゲがついていない長いローソク足はぼうずと呼ばれ、明白な買いあるいは売りの材料が出た際に出やすく、陽線なら 買い、陰線なら売りの勢力が圧倒的に多いことを物語っています。
2-2.ローソク足の見方|小陽線・小陰線 ローソク足の包み足とはらみ足とは
小陽線・小陰線は実体部分が小さいローソク足のことを指します。小陽線・小陰線の判断基準としては、過去のローソク足と比較して、どの程度短いかで判断します。過去のローソク足と比べて、実体部分が小さい場合は相場が迷っているというサインになります。
2-3.ローソク足の見方|下影陽線・下影陰線
下影とはそのローソク足が示す期間内で、かなり価格が下がったということを表しています。下影陽線の場合、相場が始まってから大きく価格が下がったにもかかわらず、その後上げに転じて、結果、始値よりも高い終値をつけたということです。つまり、相場が始まってからの強烈な売りを押し返して、価格が上がったということを意味しますから、買いの勢力がとても強いことを表すサインになります。
反対に下影陰線の場合は、売り勢力に押されて下落し、反発しようとしたものの、始値にもどることなくその期間の相場が終わったということですから、反発の弱さを表すサインと考えられます。
2-4.ローソク足の見方|上影陽線・上影陰線
上にヒゲが伸びている状態のローソク足を、上影陽線または上影陰線と呼びます。陽線の場合は、相場が始まるとともに価格を上げたけれど、売り勢力に押され始値以下となり、その後持ち直して始値を越えてきたというパターン1と、相場が始まって、価格を下げたのちに一気に反発したにもかかわらず、また価格が下落してきたというパターン2に分類されます。
パターン1の場合はやや上昇に傾いてきたというサインになり、パターン2の場合はやや売りに押されているので弱めの下落サインととれます。パターン1かパターン2なのかの判断は、より期間が短いローソク足を見ることでわかります。
上影陰線は上影陽線と同じような意味合いを持ちますが、より下落傾向が強いというサインになります。特に高値圏でこのローソク足が出た場合は、相場の転換点となり、一気に下落に傾くというケースも多いです。
2-5.ローソク足の見方|コマ
始値と終値が大きく違わず、実態がかなり短い状態のローソク足をコマと呼びます。その形を見ると、おもちゃの独楽(こま)のように見えるのでこの名前がつけられました。
2-6.ローソク足の見方|十字
ローソク足が示す期間において、売りと買いが最終的に同値になったこと表しています。始値と終値が同じ値になったということは、実体は線で表されます。見た目が十字の形をしていることから十字線と呼ばれ、難しい言い方をすると寄付き同時線といいます。
2-7.ローソク足の見方|トンボ
いったん売りに押されたものの、買いが押し返して、最終的には売りと買いが拮抗した状態です。その形が虫のトンボに似ていることから、図のような状態のローソク足をトンボと呼びます。
2-8.ローソク足の見方|塔婆(トウバ) ローソク足の包み足とはらみ足とは
塔婆のイメージは一般的に暗いものですが、そのイメージ通り、どちらかといえば、相場が下落傾向にあることを意味します。
3.ローソク足のパターンと組み合わせ|分析の方法
2章で紹介したように、ローソク足は1本だけを見ても、一つの指標になりますが、連続したローソク足を分析することによって、将来の価格予想の精度をさらに上げることができます。この章では、連続したローソク足をどうやって分析するのかということについて解説していきます。この章に書いてあることを、きちんと理解すれば、あなたは株式やFXにおいて、一つの視点を手にれることができるでしょう。
3-1.ローソク足はシグナルになる
もちろん将来を100パーセント予測することなど、どんな手法を使ってもできません。ただし、ある兆候が出た場合、今後相場が上りやすいのが、下がりやすいのかという見方を一つ手に入れるだけで、取引は随分と楽になるものです。こうした兆候を、この記事ではシグナルと呼んで解説していきましょう。
3-2.ローソク足の見方|はらみ線
ローソク足の包み足とはらみ足とは
直近の陽線あるいは陰線の長さの範囲内において、陰線あるいは陽線(直近とは反対の線)が出現する2つのローソク足の組み合わせをはらみ線と呼びます。
「陰線→陽線」、あるいは「陽線→陰線」の2パターンがあります。陰線→陽線が底値圏で出た場合、相場の転換点のサインになることが多いです。
反対に陰線→陽線が相場の天井圏で出た場合、これから下落するシグナルと捉えて売買する人が増えてくるということです。
さらに重要なのは、はらみ線が出た次のローソク足が陰線なのか陽線なのかです。陰線→陽線はらみ線が底値圏で出た次のローソク足が、陽線だった場合、これから上昇していく可能性がより高くなります。
3-3.ローソク足の見方|切り込み線
かぶせ線は、その名の通り大陽線が出た後のローソク足が、大陽線にかぶさるような陰線になった2つのローソク足の組み合わせのことをいいます。条件としては、2つ目のローソク足の始値が、1つ目の大陽線よりも上の値であることと、終値が大陽線の中央値よりも下であることです。
相場が上昇してきたときに、かぶせ線が出ると、相場の転換点になりうるので注意が必要です。つまり、切り込み線と真逆の意味を持つ線といえるでしょう。
3-4.ローソク足の陰線が多いということは|最も簡単な予測例
このような視点で、相場がどちらに向かおうかとしているかということ(トレンド)を計ることができます。
5.ローソク足の歴史と酒田五法
ローソク足の包み足とはらみ足とは ローソク足の包み足とはらみ足とは
ローソク足は日本で生まれたと前述しました。具体的には、江戸時代の米相場を予測するために作られたのが、ローソク足です。考案者は相場の神様といわれた本間宗久といわれています。本間宗久は、ローソク足を使用した有名な分析手法である、「酒田五法」を作ったということでも有名です。上記で紹介したローソク足の分析手法も、「酒田五法」がもとになっています。
しかし、こうした海外の投資手法を学んだのちに、ローソク足の分析をはじめとした、かつての日本人が考案した叡智を改めて見てみると、その精緻さに驚くのです。より優れたものを追い求めて海外に目を向けていたのに、そのエッセンスが自分の国の、しかもはるか昔、江戸時代に既に発明されていたのですから。
6.ローソク足を極めるためにおすすめの本
前章で、ローソク足の歴史やかつての日本人が考案した相場での叡智のことについて触れましたが、現在書店で買えるという意味で、その頃の知識を我々に伝えてくれる本は、そう多くはありません。しかし、あなたが、ローソク足の分析を極めるとともに、かつての日本人の叡智に触れたいと思うなら、『定本 酒田罫線法』林 輝太郎 (著)をオススメします。
7.おわりに|ローソク足は株やFXの基礎教養になる
ローソク足は、株式投資やFXで取引するうえで、必ずあなたのプラスになる知識です。あなたがチャートソフトなどで、ローソク足を見られる状況なら、ぜひこの記事で書いた知識を用いて、チャートを見てみてください。きっと、これまでとは違ったふうに見えてくるはずです。
そして、チャートを視覚的に注意深く見ることを続けるうちに、どんなときに相場が転換するのかということも感じ取れるようになってきます。あなたが、投資や投機をしているなら、自分の資金が減ったのか増えたのかということばかりに目がいきがちです。それはもちろん大事なことですが、それ以上に大切なことはローソク足や相場を見る自分自身の目を育てていくことです。相場を見る目を育てることが、結果的にあなたの資産を増やしていくからです。
【FX初心者向け】ローソク足の見方とパターン【徹底解説】
FXテクニカル分析
初心者向けローソク足の見方とパターン
ローソク足の基本
1本のローソク足から分かること
1本のローソク足からは、 始値、終値、高値、安値の4つの価格(四本値)を読み取ることができます。
- 始値(はじめね):その時間足で 一番最初に付けた値
- 終値(おわりね):その時間足で 一番最後に付けた値
- 高値(たかね):その時間足を形成する最中に付けた 最高値
- 安値(やすね):その時間足を形成する最中に付けた 最安値
図1
図1の場合では始値となる9:00の時点より終値となる10:00の時点の値が上がっているために「陽線」となっていますが、始値より終値が値を下げると「陰線」となり、始値と終値が同値の場合は、実体部分がない「十字線」となります。
時間足とローソク足の関係
図2
ローソク足1本での見方
ローソク足基本形一覧
図3
大陽線、大陰線
図4
「大陽線」は買いの勢いが強く、「大陰線」は売りの勢いが強い ことを示唆しています。
小陽線、小陰線
図5
「小陽線」は買いが若干強い保ち合い相場、「小陰線」は売りが若干強い保ち合い相場 を示唆しています。
上影陽線、上影陰線
図6
一度上昇するものの、売り圧力が強く、長い上ヒゲを付けて終わる形になりますので、最終的な売り圧力が強いことを示しています。
高値圏で「上影陽線」「上影陰線」が出ると、 トレンド の転換を示唆 ローソク足の包み足とはらみ足とは しています。
下影陽線、下影陰線
図7
一度下落するものの、買い圧力が強く、長い下ヒゲを付けて終わる形になりますので、最終的な買い圧力が強いことを示しています。
安値圏で「下影陽線」「下影陰線」が出ると、トレンドの転換を示唆 しています。
陽のトンカチ、陰のトンカチ
図8
「トンカチ」は上ヒゲが長いので、売り圧力が強いことを示唆しており、 高値圏で出るとトレンドの転換を示唆 しています。
陽のカラカサ、陰のカラカサ
図9
「カラカサ」は下ヒゲが長いので、買い圧力が強いことを示唆しており、 底値圏で出るとトレンドの転換を示唆 しています。
図10
上にも下にも行けずに様子見の様相を呈しており、 転換を示唆していると言われますが、実際にはトレンドの踊り場でも見られます。
トンボ、トウバ
図11
「トンボ」は、始値から値を下げるものの、途中買い戻されて終値は始値と同水準で終わっている形ですので、買い圧力が強いことを示唆しており、 底値圏で出るとトレンドの転換を示唆 しています。
「トウバ」はトンボの逆で、始値から値を上げるものの、途中売り戻されて終値は始値と同じ安値の水準で終わっている形ですので、売り圧力が強いことを示唆しており、 高値圏で出るとトレンドの転換を示唆 しています。
ローソク足複数本を使った見方
包み線(抱き線)
図12
1本目の小陰線の後に2本目に大陽線が来ると、買い圧力が強いため買いシグナル となり、特に 安値圏で出るとトレンドの転換を示唆 、 1本目の小陽線の後に2本目に大陰線が来ると売り圧力が強いため売りシグナル となり、特に 高値圏で出るとトレンドの転換を示唆 しています。
図13
図14
1本目の大陽線の後に2本目に小陰線が来ると売りシグナル となり、特に 高値圏で出るとトレンドの転換を示唆 、 1本目の大陰線の後に2本目に小陽線が来ると買いシグナル となり、特に 底値圏で出るとトレンドの転換を示唆 しています。
図15
切り込み線
図16
1本目で売り込まれるも2本目で買い上がってきており、2本のローソク足を1本で表示すると「下影陰線」のような形になるため、 底値圏 で現れるとトレンドの 転換を示唆 している と言われています。
図17
図18
1本目で買われるも2本目で売られており、2本のローソク足を1本で表示すると「上影陽線」のような形になるため、 高値圏で現れるとトレンドの転換を示唆している と言われています。
毛抜き底、毛抜き天井
図19
2本のローソク足の安値が揃うことを「毛抜き底」、2本のローソク足の高値が揃うことを「毛抜き天井」と言います。
安値圏で「毛抜き底」が出ると買いシグナル、高値圏で「毛抜き天井」が出ると売りシグナル となり、トレンドの転換を示唆しています。
図20
以上のように、ローソク足の組み合わせにより相場の方向性や勢いなどのヒントを見ることはできますが、やはり、 それだけで判断するのではなく 、相場背景やレジスタンスライン、サポートラインなどもしっかりと見た上で、最終的な判断材料の1つとして、これらローソク足の組み合わせパターンを補助的に活用することをお勧めします。
ローソク足を使ったテクニカル分析を実際のチャートで説明
図21
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