(Trading View HPより引用)
株式売却益で稼ぐ!キャピタルゲインとは?インカムゲインとは違うその意味と仕組みを任天堂やGoogleなどの事例を交えて解説。
秀次郎
信太郎
「インカムゲイン」は別コンテンツで解説していますが、ここでは「キャピタルゲイン」を取り上げたいと思います。
キャピタルゲインとは
「キャピタルゲイン」 とは、株式や債券など、保有している資産を売却することによって得られる売買差益のことです。
それは、中長期的に業績が伸びそうな株式を保有する。
そして、 しかるべきタイミングで売却、利益を確定させることです。
キャピタルゲインの代表・株式売却益(税率は20.315%)
キャピタルゲインの最も代表的な稼ぎ方は「株式」の値上がり益です。
購入時 | 1,000円 * 100株 = 100,000円 |
売却時 | 1,500円 * 100株 = 150,000円 |
売却益 | 150,000円 – 100,000円 = 50,000円 |
この利益こそが「 キャピタルゲイン 」です。
キャピタルゲインを獲得するためには?
「キャピタルゲイン」の稼得は手段こそシンプルであるものの、実践するとなると非常に難易度が高いです。
■ コンテンツ:
マイルールを作る
株式の値上がり益を獲得するに当たっては、「マイルール」を定めることが必要不可欠であると考えられます。
「まだまだ株価が上がるのではないか?」
信太郎
それは、 「最安値で購入し、最高値で売却するのは不可能である」 ということです。
故に、例えば保有する株式の株価が15%以上上昇した場合は利益確定してキャピタルゲインを享受する。
保有する株式の株価が15%以上下落した場合は売却し、キャピタルロスを受け入れる。
納得出来る銘柄選びを心がけよう
検討すべき項目は多岐にわたりますが、このコンテンツでは最も大切な「納得できる銘柄選び」について述べさせていただきます。
キャピタルゲイン狙いのワンルームマンション投資
どんな投資でも、投資家の狙いはキャピタルゲインとインカムゲインに分けられます(ちなみに、金等のようにインカムゲインがない投資もあります)。
キャピタルゲインとは資産価格の上昇による利益で、売却して初めて得られる収益です。
インカムゲインとは、資産を保有していることで発生する収益で、株式投資では配当にあたり、預金や債券等の利息、投資信託の収益分配金等の利益です。
不動産投資においては、キャピタルゲインは所有物件の売却益で、インカムゲインは賃料収入です。
ワンルームマンション投資におけるキャピタルゲイン
例えば、5年前に4000万円で購入したワンルームマンションが4500万円で売れるということも充分可能性があります。
この例では、4500-4000万円=500万円がキャピタルゲインとなります(注:ここから、税金や手数料などがかかります)。
不動産の価格は基本的には需給バランスにより決まります。多くの買い手がおり、供給が少なければ価格は上昇に向かいます。もちろん、その逆の可能性もあります。
ワンルームマンション投資で狙う人が少ない?
ワンルームマンション投資を行っている方の多くが、「賃料収入」や「節税(所得税・相続税など)」、「将来の私的年金」などを目的としているようです。
そのため、キャピタルゲインを目的にしている方は少ないようですし、各デベロッパーの担当者もあまり大きく謳わないようです。
「一度買うと永続的に所有する」と、最初から決めて買う方が多いとは思いませんが、実際に、「仮に高値がついても」売ろうと思う方は少ないようです。
キャピタルゲインを得やすいワンルームマンション選び方
キャピタルゲインが得られるワンルームマンションかどうか(プラスが出るかどうか)は、不動産市況や需給バランスに寄ることが大きいため、資産価値の下がりにくい物件を選ぶという考え方をします。
需要を考えると、まずは若年層単身世帯人口が多く、これからも増える見込みの地域、東京都心などの物件であること。
そしてキャピタルゲインを狙うのなら、都心の超一等地と呼ばれるエリアに絞るといいでしょう。 キャピタルゲイン
また、所在地のアドレスもしくは最寄り駅名のブランドイメージも重要です。駅からの徒歩時間ですが、概ね7分以内がいいと思います。
不動産エコノミスト
一般社団法人 住宅・不動産総合研究所 理事長
不動産エコノミスト 吉崎 誠二
早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。立教大学博士前期課程修了。 (株)船井総合研究所上席コンサルタント、Real Estate ビジネスチーム責任者、基礎研究チーム責任者 キャピタルゲイン 等を経て 現職. 不動産・住宅分野におけるデータ分析、市場予測、企業向けコンサルテーションなどを行うかたわら、全国新聞社、地方新聞社をはじめ主要メディアでの招聘講演は毎年年間30本を超える。
キャピタルゲインとキャッシュフローの違い〜お金の授業No.11〜
キャッシュフローを生み出す資産からお金が流れ出てくるようにしなければ、資産の価値は失われてしまう。言い換えれば、お金の価値や株の価格が上がるまでそのような資産を休ませておくなら、お金の流れは生産的なものではなく、あなたのために働いてもいない。
その2。
キャッシュフローを得るために投資すると、ほとんどの資産リスクを回避することができる。現金があなたのポケットに流れ込んでいる間は、たとえ資産の価格が下がっていようと負けた気分にはならない。逆に資産が出上がりすれば、キャッシュフローが既に回収しつつあるので、思いがけないおまけだと喜ぶことができる。
キャピタルゲインとキャッシュフローの違いを図示するとこのようになる。
キャピタルゲインは資産の中の変動でしかない。運良くキャピタルゲインを得られて現金化した場合には一時的な収入は増えるがその時点で資産はなくなってしまう。
キャッシュフローを得るということは、継続的に収入をもたらす資産を持つことだ。
株式が好きな人なら、やはり安定した配当を支払ってくれる銘柄に投資することから始めてみるのが良い。景気が低迷して株価が下がっているときは、配当くれる株をバーゲン価格で買える良い機会だ。
書籍『金持ち父さんの大金持ちの陰謀』より
キャピタルゲインとインカムゲイン メリット・デメリットについて
株式投資をすることで得られる利益には、以下の2通りがあります
キャピタルゲインについて
キャピタルゲインとは、持っている株式などの資産を買ったときより高く売ることで得られる利益のことです。
この利益は「売却時」のみ発生することを覚えておきましょう。
インカムゲインについて
配当収入や家賃収入にはどのような特徴があるでしょうか?
これらは株式や賃貸不動産を持っているだけで、定期的に収益を生み出してくれますね。このように持っているいるだけで得られる利益をインカムゲインといいます。
キャピタルゲイン メリット
①短い期間で利益が出やすい
(Trading View HPより引用)
短い期間でも比較的大きな利益が出やすいことがキャピタルゲインの特徴です。例えば2020年のように株価が暴落した後、短期間に急回復することも起こりえます。
②長期間では成功しやすい
一方、米国ETFのような分散投資をする場合、上記チャートのように長期的には右肩上がりの成長が見込まれます。
キャピタルゲイン デメリット
①損失のリスク
将来の株式市場がどのようになるかを予測することはプロでも難しいといわれています。株価は、企業業績だけではなく、景気や金利、政治情勢、機関投資家の動向など、さまざまな要因によって変動するためです。
キャピタルゲインを狙っても、予想に反して大きな損失を出してしまう可能性もあるため注意しましょう。
②売却まで利益が確定しない
キャピタルゲインが発生するタイミングは「売却時のみ」となります。
特に投資初心者にとって、利益が出ているタイミングで売り抜けることは簡単ではないことも知っておきましょう。
インカムゲイン メリット
①収入の予想が立てやすい
インカムゲインは、株式・ETFなどを保有しているだけで定期的に得ることができる不労所得になります。株式の配当は年2回や四半期毎など、スケジュールが決まっています。そのため将来の収入を予想しやすいことも特徴といえます。
株式やETFには元本割れのリスクもありますが、堅実な投資を好む投資家にとって、定期的なキャッシュフローは心理的な安心につながるメリットがあります。
②売却のことを考える必要がない
キャピタルゲイン狙いの場合、「いつ売却するか」を考える必要がありますが、インカムゲイン狙いの場合は考えなくても大丈夫。長期で保有する投資方法であるためです。
売却のことを考えずに投資をすることができるので、投資初心者にとっても取り組みやすい方法といえます。
インカムゲイン デメリット
①収入が予想通りとならないことも
優良企業の株式であれば、配当も安定していたり、増配となることも多くあります。ただし、景気の影響など予想外の業績悪化などにより、個別株の場合は減配となったり、配当が出ないこともありえます。
ただし、米国ETFのような分散投資の場合、利回りが低下することはあっても、無配当になるリスクは極めて限定的です。定期的に安定した利益を得るためにも、分散投資を心がけるようにしましょう。
②複利効果の面でマイナス
インカムゲイン狙いの場合、定期的な配当収入に対して都度課税されることになります。配当収入を再投資したとしても、無配銘柄に比べ、複利効果の面では劣ることになります。
≪投資金額100万円、年5%の利益(税率20%)が出るケース≫
A:利益全額を配当(年1回)として受け取り、再投資するケース
B:配当が無く、内部留保として再投資されるケース
A:1,480千円
B:1,629千円
グラフを見て分かるとおり、長期になるほど複利効果の差が大きく表れることとなります。
どちらの投資方法がおすすめ?
それでは、キャピタルゲインとインカムゲインのどちらの投資を選べば良いのでしょうか。
「投資目的」による
・リスク許容度(どれぐらいリスクが取れるか)
・投資選好(どのような投資を好むか)
・投資経験
・年齢
・家族構成
・資産背景など
そこで、「投資目的ごとに分けて考えてみる」ことをおすすめします。
・老後資産形成、将来の住宅購入・教育資金の準備などであれば、
⇒キャピタルゲイン狙い
・家計の収支改善、現在・近い将来のための資金準備などであれば、
⇒インカムゲイン狙い
いずれの場合も、「長期投資」をメインに考えるようにしましょう。
長期の資産形成目的の場合、複利効果を考えれば、キャピタルゲイン狙いの方がパフォーマンスが良くなる可能性が高くなります。
一方、今の生活やキャッシュフローを良くしたい・投資のメリットを享受・実感したいという投資家にとっては、インカムゲイン狙いの方が相性が良いかもしれません。
米国ETFをおすすめする理由
私個人としては、「インカムゲイン」の割合を多くするようにしています。
しかし投資目的も一つに絞る必要はありません。私自身も「老後資産形成」用として行っている投資(ideco他)はキャピタルゲイン狙いのインデックス投資に集中しています。
VYMなどの米国高配当ETFであれば、定期収入を得ながらも、長期的な値上がりも期待できます。つまり、「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」の両方を期待することができるわけです。
また保有コストが低いことも長期では重要であるため、米国ETF投資はおすすめできます。
・キャピタルゲイン狙いも長期がおすすめである
・インカムゲインは定期収入が得られる分、複利効果が薄れる
・投資目的に合わせて、投資方法を使い分けるとよい
キャピタルゲインとインカムゲインってなに?
当社でのお取引にあたっては、各商品毎に所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。
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